約30年に亘る努力が結実

　このたび、八王子駅南口再開発事業が完成を迎えることができましたことは、長年に亘り事業の青写真を描き尽力してきました地権者をはじめ再開発組合にとりまして大きな喜びであるとともに、ご協力頂きました関係者の皆様に心より御礼申し上げます。

　景気の低迷や社会環境の変化が再開発事業を難しくさせている昨今ですが、この再開発事業も構想から約30年、その間、度重なる計画の見直しもありましたが、決して諦めずに地権者全員が合意のもと事業の実現を願い、資金計画やテナントの入居など着実に計画を進めてきた結果、実を結んだものと実感しています。

　この事業のシンボルとも言えます「サザンスカイタワー八王子」は、公共施設や商業施設、住宅を収容した複合施設で地上4 1 階建て、高さは158mを誇り多摩地域では最高層の建物となります。また、低層部に入居する新市民会館「オリンパスホール八王子」は2021の座席数を有する大規模ホールで多摩地域における芸術文化の拠点として期待されています。

　八王子駅南口は、サザンスカイタワー八王子のほかにJ R東日本が建設した商業ビル・セレオ八王子もオープンしました。今後北口地区を含めた相乗効果により八王子が一層賑わいのある街になることを期待するとともに、その中心となるサザンスカイタワー八王子が、末永く皆様に親しまれ、愛され、利用されることを心より願っております。

八王子駅南口地区 市街地再開発組合
理事長 原山陽一

施設について